ガラードは今? ー SMEの傘下なのをご存じでしたか
私の大好きなトーンアームの一つに(今使ってませんが...)SMEの3009/3012S2シリーズ(写真はS2 Improved)があります。SMEについてここ数年で話題になったのはSMEがアーム単体での販売を止めてしまったことでしょうか。それからというもの中古のSMEトーンアームだけでなく、リーズナブルだった3009や3012のスペアパーツまでとんでもない価格に上がってしまいました。10年ちょっと前にはSMEは3009/3012シリーズを近代的にしたM2シリーズの12R(12インチ)アームが海外サイトから日本円にして11万程度で手に入った時期があったのですが昨今の円安もあり今では夢のような話です。
2018年の項目をみておどろきました。ガラード(Garrard)の商標をケーデンスオーディオが買収したとあります。D&Mのように世界的にオーディオの有名ブランドは大資本のグループに買収されて一時は競合だった会社が同じ資本の元で姉妹や系列会社になったりしています。続きを読むと、「ガラードはSMEのもとで復活し、リバイバル301の導入を経て、最終的には全く新しい世代のガレード・ターンテーブルの開発が行われる。」なんと、ガラードブランドはSMEの傘下になっていたのです!
昔聴いた話ではいったい何の会社かわからいところがガラードの商標を保有していて、ガラードのターンテーブルの復刻を目指していたようなのですがなかなか日の目を見ずに終わったようでした。しかしガラードのホームページを検索するとなんと神々しい301のお姿が!こちらのモデルはガラード301クラシック。
以下はHeritageに記載の内容です。
SMEリミテッドは2018年に著名なガラードブランドを買収した
SMEリミテッドは2018年に有名なガラードブランドを買収し、伝説的なガラード・モデル301復刻盤ターンテーブルを発表。次世代に向けたオーディオ完成度の新たな基準を確立した。再生されたモデル301は精密に構築され、SMEの高度な音響工学ノウハウである技術的に基づく洗練されたチューンドがほどこされた台座と組み合わされ、SMEの高く評価された精密トーンアームによって補完されている。
301アドバンスドというモデルはこちら。この2バージョンのようです。
どちらもモデルもM2-12Rが付属するようです。台湾を含む何か国かには問い合わせ先があるのですが日本にはまだ販売代理店はない様子。参考までにイギリスの代理店でのアドバンスドモデルのお値段はUKポンド£43,945(日本円で88万数千円)だそうです。
どこかのオーディオ誌には既にニュースとなっているのかもしれませんが以上ご参考まで。
当ショップはLP12のパーツをメインにしていますが、ガラードの301/401, トーレンス124用のストロボライトのアップグレードパーツも扱っています。一度実機を見てみたいものです。
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