フェーズメーション - デガウザー DG-100(導入編)

 過去10年程の間、私は雑誌やWebのメディアをほとんどチェックすることが無くアナログオーディオ世間の潮流には疎くなっていましたが、そんな間に発売されていた製品がこれです。

2020年11月に発売されたフェーズメーションDG-100。長い間使っている間に帯磁し磁気を帯びてしまっている鉄心から帯磁気を消磁するデマグネタイザ、メーカー名称はデガウザーです。

商売柄、過去に数々の中古のカートリッジをチェックをしていて思っていたことがあります。それはよく使われていたもの、古い物は何となく高域の伸びが悪いのです。それに加えて自分のオーディオテクニカのAT150Eaで新品と中古を比較するとなんとなく新品ほど音にすっきり感が無いのです。この製品を目にしたとき「あっ!」と思いました「そうか。原因は鉄心の帯磁か!」

でも購入をためらわせたのが使用方法に2点あって、一つは愛用する推定年齢で40歳を超えるオルトフォンSPU GT。SPU GTには昇圧トランスがGシェル内にSPU MCカートリッジの手前に収まっています。トランスとカートリッジは別々に消磁するのか、それとも一緒に?

もう一つはインピーダンスを切り替えられるオーディオテクニカAT660T/OCCようなトランスはどのインピーダンス位置で消磁するのか?
このトランスも推定年齢30歳。インピーダンスは3/20/40オームに切り替えられオルトフォンの低インピーダンスMCカートリッジ用に中古品を購入しましたが最初から何となく音がいまいちで10年以上使っていませんでした。ひょっとすると音がいまいちの原因は帯磁かも。

この2点をメーカーのフェーズメーションにウェブから問い合わせると、とても分かりやすい回答をくださいました。

SPU GTは通常のカートリッジの消磁方法と同じ
(つまりカートリッジもトランスも一緒に消磁できる)
AT660T/OCCは一番高いインピーダンスに設定して消磁
(AT660T/OCCはインピーダンスが一番高い設定がおそらく巻き線数も多いはずなので納得)

これでOKとのこと。

SPU GTは鉄心が昇圧トランスのコイルとSPUカートリッジのムービングコイルのトランスの2か所ありますが、たしかに消磁するための信号はどちらにも同じ波形が行くはず。ただし、MCコイルには昇圧トランスで逆に減圧された信号が行ってしまいますが結果はどうなるのやら。

PDFでいただいた取扱説明書では、MMカートリッジの場合、針を外しておかないとマグネットが消磁されてしまうということで消磁力も高そう。DG-100には期待に胸が弾んでおります!メーカーのご担当者様、ご返信ありがとうございました。早速注文をいれました。




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