ビンテージLP12のお手入れに - ウオールナット(くるみ)オイル
皆さんはLP12の台座(プリンス)のお手入れに何を使っていますでしょうか?古いビンテージのLP12であれば素材はアフロモシア(アフリカン・チーク)材で側面にはスリットが入っていると思います。そんなLP12を使用しておられるのであれば私からのおすすめはウォールナット(クルミ)オイルです。アンティーク家具の表面の保護艶出しにも使われています。このオイルの利点はいくつかあります。
1.材料が自然素材なので食材にも使われ人体に影響が少ない。(クルミなどのナッツにアレルギーがある方は除きます。)
2.傷やへこみを目立たなくしてくれる上、艶も木材オリジナルの自然な仕上がりになります。特に傷やへこみを目立たなくすることについては以外にも効果抜群です。
3.ネットの通販でも買える入手性の良さ。(ただし、どれを使ったらよいかは悩むかもしれませんが…)
ウオールナットオイルと言ってもいろいろあるようなのですが、私の場合はずいぶん前に画材専門店で油絵の絵具用を買いました。
さらさらしたオイルでベトつきもほぼありません。ピアノフィニッシュのようなニスが塗られているものでは使えませんが、木の素地が出ているものに関してはほぼなんにでも使ってOKだと思います。艶に関しては個人によって好みがあるかもしれませんが塗り終えた10年以上メンテナンス無しのプリンスはこんな感じになります。
写真の左側が塗る前、右側が塗った後。かなり艶の出方が違うのがお分かりいただけると思います。
少し多めにオイル塗布後、数時間たってから布で拭き上げた後の仕上がりはこんな感じです。プリンスの傷やへこみは分からなくなります。30年以上前の個体ですが、かなりきれいに見えると思いませんか?ちなみにアームボード部分の艶はアームボードがアクリル板なのでアクリル板の艶です。
このLP12は前ユーザー(たしかアメリカのどこかの州の方でした)が乱暴に使っていた様子で傷だらけ。角のそこかしこにささくれができてしまったりとひどい有様ででした。おまけにゴム足が純正でなく、使っていた木ネジも太くて長かったためか四隅の継ぎ目に隙間ができてしまっていました。コンディションを考えるとレコード再生には新しい物へ交換した方が良いようなプリンスでしたので、バルハラ基盤の修理後の動作確認用にサービス会社へ預けていたのですが、サービス会社の廃業に伴いこちらに返却で戻ってきた個体です。プリンス上面についていた傷はサンドペーパーで表面をで削って傷を落としました。その後若干傷へこみが残った状態のままオイルで磨いてやる写真のようなきれいな仕上がりにまりました。きれいになると愛着がわいてしまい、JELCOのSA-250の9インチアームを搭載して使っています。
LP12以外のオーディオ機器にはは天然木突板仕上げのスピーカーエンクロジャー(ピアノフィニッシュのように表面クリア塗装されている物は除きます)にも使えます。我が家のタンノイオートグラフ・ミニは今までタンノイのウッドワックスで磨いていましたが、冬場はカチコチで伸びが悪く使いづらくなります。ウッドワックスで磨いてあったた上からこのオイルを塗ってみました。先に塗ってあったワックスと反応してしまう訳でもオイルをはじいてしまう訳でもなく、こちらも良さそうな感じです。空気が乾燥している日が続くこの冬も木の乾燥からの割れ欠けを防いでくれそうです。
コメント
コメントを投稿